メロディ10月号『真夜中ポスト』

ひたすら原稿を描いてます。
ひたすら原稿を描いている生活だと、深夜に作業が進む私は往往にして睡眠時間がずれこんでいくものでして、目下、昼まで書いて夕方まで寝てるところまで後退してます。本当は朝まで描いて昼まで寝てるのがリズム的にちょうどいいんですが(これはこれで睡眠相後退症候群ってやつですか)、作業が押してるもので、あともうちょっとだけ…ってやってるとずれてくのですね。

睡眠リズムがずれてる時の治療法だという、朝の起床時に無理やり日光を浴びるってのも何度かやってみたんですが、効果があった試しがないのです。そもそも朝に起床しない。だめじゃん。
一番いいのは夜に原稿を描かないことなんですが、いや、そういうわけにも………。
まあ、ちょっとずつずれてるから、このままいくと夜寝て朝起きるところに到達するはず。そこさえキープできればいいんだ……!と、正常な社会生活に戻る野望をまだ捨ててはいないのでした。

さて、そんな日々ですが今日発売のメロディ10月号に新作『真夜中ポスト』が載りました。
ちょっと間があいてしまいましたが、昨年の4月号に載った同タイトルのシリーズで、真夜中に現れて宛所不明の手紙を届けてくれるポストの話です。

今回はオンラインゲーム仲間への手紙です。
私にも連絡が取れなくなってしまった、とても親しかったオンゲ友達がいます。エビさん、元気にしてる?
私の場合は恋愛感情ではありませんが、そんな個人的な気持ちも込み込みで描きました。読んでいただけると超嬉しいです。

主人公は前作と同じ会社に勤めてるので、前作の主人公も作中に出てきます。
ちなみに全然関係ないどーでもいい設定なのですが、Love Jossieに掲載中の『WHY ME?』も同じ会社が舞台です。今度カメオ出演させてみようかな〜。

さてそのメガネ女子の主人公ですが。
原稿を描き終えて編集部に送って一安心、デスクトップの片付けなどをしてたところ、編集さんから「主人公がメガネをかけてないはず(コンタクトをしてる)のシーンで途中からかけてますけど、これには何か深い意図が…?」と問い合わせのお電話をいただきました。
締切開けで頭がぱかになってるんで話の内容が入ってきません。
ん?いったいなにをいってるんだ??
????な感じで片付けたファイルをまた引っ張り出して開いたら、あらやだ、主人公がメガネをかけてないはずのシーンで途中からかけてるじゃないですか!
いや、そー言われたやん!

なんでそんな事故が起きたかというと、メガネはペン入れの最後に全ページ一斉に描き込んでいったので、勢い余っていらんところにも描いてしまったわけなのですよ。
もーこの際、何か深い意図があることにしたかったけど、残念ながらそこには深い意図ではなく浅いミステイクしかありません。
うっかり描いた分を消すのが早いか、コンタクトしてることをナシにしてメガネを描き込んで行った方が早いか、うーんうーんと唸った後、どっちも似たような手間なのでうっかり描いた分を消して送り直しました。デジタル原稿ありがてえ〜。

それにしても編集さんがちゃんと気がつく優秀な人で良かったです。
うっかり者のマンガ描きを抱えてると油断できませんな!てへ!

2 comments

  1. ゆき says:

    待ってました!「真夜中ポスト」
    早速、拝読いたしました~(感涙)
    メロディの綺麗な印刷に繊細で極細の
    線画がよく映えますね(^o^)

    心理描写の名手ならではの揺れる
    想いが紙面から溢れています。

    宝物のような一編をありがとうございます。
    次回作ものんびりお待ちしていますね!

    • sakuno says:

      読んでくださってありがとうございます〜!
      感想いただくのうれしいです^ ^
      お待たせしちゃって申し訳ありません。えへ。
      できるだけ早く次の話をお届けできるよう頑張りますう!

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